【オーブンレンジ】2018年7月に登場したシャープ RE-V90B の性能を徹底比較!




シャープが販売する過熱水蒸気オーブンレンジ、それが「RE-V90B」。

本製品が販売開始された時期は2018年の7月になりますが、2019年1月現在で最も新しいシャープの過熱水蒸気オーブンレンジがこちらになります。

基本性能が充実したオーブンレンジであることからスタンダードモデルとして位置づけられており、幅広い調理が可能になるという点からも非常に汎用性の高い製品だといえます。

それでは本製品の基本性能に加えて、RE-V90Bは他のシャープ製オーブンレンジと比較するとどう違うのかなど、さまざまな視点から見ていきましょう。

過熱水蒸気オーブンレンジ RE-V90B の基本性能


  • 外形寸法・・・・幅500mm×奥行430mm×高さ345mm
  • 室内容量・・・・26リットル
  • レンジ出力・・・1,000W・600W・500W・200W相当
  • オーブン温度・・110~250℃(発酵機能時、35・40・45℃)
  • 搭載センサー・・赤外線センサー・温度センサー・絶対湿度センサー

まず目につくのは製品そのものの大きさと、室内容量の広さ。

本製品以外のオーブンレンジだとせいぜい20リットル前後、20リットルを下回る製品も数多くある中、RE-V90Bはそれらを軽く引き離す26リットルもの室内容量があります。

テーブルタイプはもちろんフラットテーブルなので、室内のスペースを最大限に活用することが可能です。そのため家族で使うオーブンレンジとしても十分に機能する製品であるといえます。

また搭載センサーの豊富さも見逃せません。

赤外線センサー・温度センサー・絶対湿度センサーと、3つのセンサーを使い分けることができるオーブンレンジなので、加熱の精度がかなり高まります。

例えば自動あたため機能を使う際は赤外線センサーといった具合に、それぞれの加熱方法に適したセンサーを扱うことで加熱ムラなどが起こりづらくなり、「まだ温まってないからもう一回チンしなきゃ」という手間やストレスを抱えるケースが減るというメリットがあるのです。

レンジ出力・オーブン温度はそれぞれ共に並程度の性能といったところでしょうか。他メーカーのオーブンレンジでも大抵はこれくらいのパワーがあるので、良くも悪くもといったところ。

注目すべき基本性能は以上になります。それでは本製品とシャープがそれ以外で販売しているオーブンレンジとでどのような差があるのかを見ていきましょう。

【Q】通常のオーブンレンジと過熱水蒸気オーブンレンジの違いは?
ずばり加熱手段の豊富さにあります。前者は基本的にレンジ加熱とオーブン加熱の2種類ですが、後者は+αでスチーム加熱も機能として組み込まれているため、調理の幅が拡がるのです。

過熱水蒸気オーブンレンジ RE-SS8-XW との性能比較

シャープはRE-V90Bとは別に、「RE-SS8-XW」という過熱水蒸気オーブンレンジに分類される製品を販売しています。どちらもタイプは同じですが、性能や価格に差のある製品です。

どちらも同じ過熱水蒸気オーブンレンジではありますが、様々な点で違いが表れています。

製品の価格

  • RE-V90B・・・約41,000円(税込み)
  • RE-SS8-XW・・約26,500円(税込み)

本記事では詳しく紹介していないRE-SS8-XWの方が価格としては非常に安価です。

そのため性能面では基本的にRE-V90Bが上回っていますが、これから紹介するRE-SS8-XWとの比較やメリットに思うところがなければRE-SS8-XWを購入したほうがよいでしょう。

容量・サイズの違い

  • RE-V90B・・・室内容量:26リットル、幅500mm×奥行430mm×高さ345mm
  • RE-SS8-XW・・室内容量:23リットル、幅500mm×奥行380mm×高さ345mm

RE-V90BはRE-SS8-XWと比較して室内のスペースが広く、家族向けの製品であると言えます。

また一人暮らしであってもお菓子作りを頻繁に行うなど、オーブンレンジ内のスペースを最大限に活用したい方であればRE-V90Bを選びたいところ。クッキーなどは一度で大量に焼きたいですからね。

注意したいのは外形寸法。室内容量が違うといっても、寸法に差があるのは奥行のみです。どちらの製品も幅や高さに違いはないのでその点は把握しておきましょう。

スチーム加熱における違い

  • RE-V90B・・・タンク式
  • RE-SS8-XW・・カップ式

こちらは過熱水蒸気オーブンレンジ特有の、スチーム加熱にまつわる違いです。

スチーム加熱をする際はスチームを出すための水が必要になるわけですが、その水をどこに格納するかという点で差がでています。RE-V90Bは専用のタンクへ、RE-SS8-XWはスチームカップへ。

結論から言うと、タンク式(RE-V90B)の方がスチームの力が強いとされています。タンク式はタンク内で水を沸騰させるのに対し、カップ式は室内に水を置いておくだけという仕組みだからです。

そのためスチーム加熱を頻繁に行う、もしくはスチーム加熱時の料理の仕上がりをいいものにしたい、という思いをお持ちの方はRE-V90Bを購入すると後悔はないでしょう。

RE-V90B(タンク式)

RE-SS8-XW(カップ式)

その他の比較

自動メニュー数・カタログメニュー数
  • RE-V90B・・・自動メニュー数:75、カタログメニュー数:67
  • RE-SS8-XW・・自動メニュー数:58、カタログメニュー数:55

オーブンレンジに登録されている自動メニューの数、および付属のクックブックに記載されているメニュー数に関してもRE-V90Bが上回っています。

その他のレンジ出力、オーブン温度調節範囲はどちらも差異はありません。双方とも他メーカーのオーブンレンジと同じような、平均的な数値となっています。

「料理はしたいけど、あまり手間暇かけたくない!」という方は自動メニュー数の多いオーブンレンジを選んでラクしていきたいところですね。。。

以上が本記事でメインで紹介するRE-V90Bと、比較対象として挙げたRE-SS8-XWとの具体的な違いになります。

RE-V90Bの方が性能面でかなりの軍配を上げましたが、RE-SS8-XWとの価格差を考えると悩ましいところではないでしょうか。ぜひとも自分のライフスタイルと照らし合わせて決めていただければと思います。