一人暮らしならワンチャン!?冷蔵庫の観音開きについて考察




大きめの冷蔵庫を選んでいくときにぶつかる問題として、
片開きにするか・観音開きにするか、という話になってきます。

SHARP独自の両開き冷蔵庫を選ぶということもできますが、両開きは片開きの上位互換のようなものなので今回は割愛します。

そのスリムな見た目も相まってついつい選びたくなる観音開きではありますが、はたしてそれがベストな選択なのか、今回はその点についてお伝えしていきます。

 そもそも観音開きって?

普通の冷蔵庫であれば左か右のどちらかからドアを開けますが、観音開きの冷蔵庫は真ん中に分かれ目があり、それぞれを外側に開けることができる仕組みになっています。フレンチドアタイプとも呼ばれますね。

右開きであれば立ち位置は左側に、左開きであれば立ち位置は右側に自然となりますが、観音開きの場合はその性質上、必然的に冷蔵庫の真ん中に立って扉を開けるようなかたちになります。

観音開きの冷蔵庫は日立やシャープ、ハイアールなどさまざまなメーカーで片開きの冷蔵庫とともに販売されており、見る機会も多くなってくるのではないでしょうか。

 

 人気のある観音開き

そんな観音開きの冷蔵庫ですが、わりかし一定のニーズがある製品です。

その理由としてはやはりデザイン性

片開きの冷蔵庫よりもスラッとした外見とイメージがあり、いままで片開きの冷蔵庫を使っていた人からすると、観音開きの冷蔵庫に対して一種のあこがれや願望を持っている方はわりと多くいらっしゃいます。

またこまめに扉の開け閉めができるから、小回りがきいて便利そうに感じるからといった理由もよく聞きます。

 

 実際の使い勝手は?

さて、私も以前そういった観音開きの冷蔵庫を使ってみたわけですが、、
使ってみた感想としては、タイトルにも書いた通り一人暮らしであれば有効活用できそうだな、と感じました。

正確にいえば、
「冷蔵庫に収納してある食品・飲料などの位置を正確に把握している人」
であれば効率のいい運用ができると思います。

たとえば牛乳を取り出したいとき。

そういった紙パックやペットボトル系のやつは基本的にドア側のスペースに置いておくわけですが、観音開きの場合、どちら側の扉にあるのかわからなければ結局両方を開かざるをえません。

運良く最初に開けた側にあればいいのですが、そうでない場合は少しイラッときます。

観音開きの冷蔵庫の中からものを探すのってけっこう大変なんですよね。
よくこっち側のドアをみてあっち側を向いてと、首をあっちこっちに動かすことになります。

小回りがきいてとは言われていますが、それはあくまでどこになにがあるかをしっかりと理解している人にとってはという話で、そうでなければ作業効率はかなり悪くなります。

片側だけ開けれて便利なのは、
そこに取りたいものがあると知っていることが前提
です。

一人暮らしであればと書いたのはこういった理由で、家族で使うとなると食材を管理している人以外はそこそこ面倒くさい思いをします。

主婦の方でよく観音開きを推している人がいますが、旦那さんや子供たちは…まぁここら辺はあくまで想像ですので、実際はうまく順応してらっしゃるかもしれません。

 

 観音開きは扉を閉めるのが手間?

言うまでもありませんが、観音開きのそれぞれの扉は片開きの扉と比べて軽いです。

なので片開きの扉を開けるよりも小さい負担で開けることができますが、、
観音開きの扉は若干ではありますが、閉まる力が弱いように感じます。

片開きであれば扉そのものの重量で、軽く手を離すだけで勝手に閉まってくれますが、観音開きの扉は自然と閉まってはくれません。

それは仕方のない部分でもあって、観音開きの冷蔵庫であれば少なからず両側の扉を開けておきたいときがあります。

そういった状況で勝手に扉が閉まっては困るわけですが、しかし扉を閉じる際にいちいち若干の力を加えなければならないのは少し手間です。

慣れればどうということではないことかもしれませんが、最初のうちは多少の違和感があるかもしれません。

 

 観音開きがベストなケースも存在する

タイトル通り、一人暮らしのように食材の位置を把握できていれば効率よく運用できますし、自分だけであれば使いにくいと感じる人もでてきません。

また、冷蔵庫前にある程度のスペースを確保できない場合は、観音開きの冷蔵庫にすることでうまく場所を使うことができます。

そういった自分の状況をしっかりと見極めてから観音開きを選択することで、評判にもあるような小回りのきいたスムーズな運用を実感することができます。

 

 まとめ

以上が観音開きの冷蔵庫に対するちょっとした考察になります。

私自身もいいデザインだとは思いますし、便利そうに感じるのは同意できますが、実際に便利かどうかはなかなかに微妙なところです。要するに人それぞれですね。

自分が便利と感じるかどうかはやはり使ってみないとわからない部分もありますので、多少のリスクを背負ってでも試してみたいという方を実はわりと応援してたりします。

どんなものでも自分が一番だと思ったら一番なんです、というメンタルで購入すればたいして後悔はしませんよ、、と。。。