なんとオーブンレンジは購入して後悔した製品第1位にランクインしてしまったそうです。
オーブンレンジといえば数千円のものから数万円、高価なものになると7万円もする製品まで存在しており、値段の幅が非常に広いという点が挙げられます。
そのため自分にマッチしたオーブンレンジが果たしてどれくらいの値段帯の製品なのか、どれくらいの機能がついていれば十分なのかというのが見失いやすくなっています。
そうでなくても高価なのになんか使いにくい、使ってみた初めて感じる不満点など、そこかしこにトラップが仕掛けられているような状況。それれも店員さんは高価な製品を勧めてきますからね。
今回はそんな失敗した・後悔したという状況やパターンをそれぞれまとめていきます。先人たちが踏んできた地雷を避けれるよう、しっかり把握しておきたいところです。
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値段は安かったけどオーブン機能がついていなかった

俗にいう「単機能レンジ」の場合、基本的にはターンテーブル式かつ値段の安い製品ばかりですが、簡単なあたためスタートしかできないものがほとんどです。
電子レンジと呼ばれるものは大抵が単機能レンジで、オーブン機能が欲しい場合は電子レンジよりもグレードが1つ上の「オーブンレンジ」を選ぶか、別途でトースターを購入する必要があります。
値段だけで製品を選んでしまうと「パンがトーストできない!」「解凍機能がついてなかった!」というようなパターンに陥りがちです。
電子レンジ・オーブンレンジを選ぶ際はあらかじめ必要だと感じる機能を把握しておいて、値段を見ると同時にそれらの機能がついているかどうかを必ず確認するようにしましょう。
もっとも余程のことがなければ単機能レンジではなくオーブンレンジを購入することをおすすめします。オーブンレンジでも安いもので10,000円としませんし、機能が充実していますからね。
▼ 低価格かつ評価の高いオーブンレンジ
多機能すぎて使いこなせない・いらない機能が多い

高価なオーブンレンジないしスチームオーブンレンジを購入して後悔したという方に多い典型的なパターンがこちらになります。
基本的にオーブンレンジは高価になればなるほど既存の性能が向上するというよりも、それ以外の多くの機能や自動メニューがどんどん追加されるというケースがほとんどです。
具体的に言えば調理メニュー数。どのメーカーに限らず、高価なオーブンレンジがさらに高価になるとこの調理メニュー数が大幅に増加する傾向にあります。
ここまでくるとなんとなく察せられるかと思いますが、高価なオーブンレンジを購入しても追加された機能をフルに使いこなせない場合、大抵は宝の持ち腐れになります。
結論になりますが、高価なオーブンレンジを選ぶ際はもう一回りランクダウンした製品と値段・性能を比べてみましょう。

例えば上の画像は2つのスチームオーブンレンジの値段と相違点を比べたスペック表です。
どちらも同じパナソニックのスチームオーブンレンジ、それぞれ高価な製品で差額は約20,000円ほど。両製品の大きな違いは自動メニュー数・掲載レシピ数とスチーム出力になります。
スチーム出力の違いに関してはスチーム機能を使う方にとって非常に重要なポイントになりますが、自動メニュー数の違いの場合、追加されたメニューを使いこなさなければほぼ無意味となります。
この例でいくと、追加された自動メニューを使う予定がなければ上の製品を。多くの自動メニューを使うか、使わなくてもスチーム出力を重視したいという際は下の製品を選択する。
もっと言うとスチーム機能も自動メニューも使わないという方であれば、これらより安価なオーブンレンジでも十分に満足できる可能性があります。
このように他のオーブンレンジとのスペックを比べて選べるようになると確実に失敗が少なくなります。そのためにはやはりスペックの詳細確認は必須になりますね。
高価な製品だから満足できるはず!と油断していると自分に必要ない機能ばかり追加されたオーブンレンジを掴まされるハメになりますのでご注意を。
あたためのムラが激しい

ターンテーブル式の場合
レンジの室内に回転するお皿がついているのがターンテーブル式です。
ターンテーブル式の電子レンジ及びオーブンレンジは基本的に重量センサーを採用しています。
重量センサーだとなんなのかというと、食品の温度ではなくターンテーブルに乗せている食品(+入れているお皿)の重量で加熱時間を決定するようになっています。
つまり温まりづらい食品であってもその食品が軽ければ加熱時間も短くなりますし、その逆もありえます。また食品を入れているお皿が重たいと加熱時間も延びたりと、けっこうテキトウです。
- 加熱する食品が複数個の場合は食品同士のスペースを空けて加熱する
- 自分で加熱時間を指定する、もしくは複数回あたためスタートする
- そもそもターンテーブル式ではなくフラットテーブル式の製品を購入する
できればフラットテーブル式のオーブンレンジを使うとムラが少なくてすみます。ターンテーブル式である限りどうしても加熱のムラはおきやすい傾向にありますね。
フラットテーブル式の場合
フラットテーブル式であっても状況によっては加熱ムラがおきる場合があります。
加熱ムラの原因として多いのが加熱サークルの外に食品を置いているケース。どんなオーブンレンジでも基本的には中心から離れれば離れるほど熱が届きづらくなります。
室内スペースに余裕がある場合は加熱サークル内に食品を持ってくるようにしましょう。そのためフラットテーブル式でも余裕のある室内容量を持つ製品を購入したいところです。
液晶パネルが光らない、バックライトが無くて見づらい

高価なオーブンレンジになると液晶パネルが搭載された製品も存在します。
いかにも現代っぽくて非常に使いやすい仕上がりになっているものばかりですが、製品によっては液晶パネルにバックライトがついておらず、画面が見づらいなどの意見が出ている製品もあります。
最近の液晶パネル付きオーブンレンジでは滅多にありませんが、液晶パネルを搭載しだしたはじめのころのオーブンレンジにありがちなパターンです。
液晶パネルが光を発するかどうかはスペック表にも記載されていないことがほとんどなのでレビューを見て判断せざるを得ませんが、基本的に最新モデルを選ぶようにするのが安定です。
最新モデルであれば液晶パネルが見づらいというユーザーからの不満も解消されているケースが多いです。逆に最新モデルでなければその製品のレビューを観覧してみることをおすすめします。
まとめ
安価な電子レンジないしオーブンレンジを購入する場合はまだ問題になりにくいですが、高価なオーブンレンジを購入する場合はぜひとも商品の詳細スペックを確認していただきたいところです。
特に値段の張る製品であればあるほど商品レビューはしっかり見ていきたいですね。鵜呑みにするわけにはいきませんが、自分が想定していなかった問題点が見つかる可能性があります。