「なんか冷蔵庫が冷えにくくなったぞ?」と感じた経験はありませんか?
夏場であればなおさら気をつけたい冷蔵庫内の温度ですが、気づかぬうちに良くない使い方をしている可能性があります。
室内がちゃんと冷えていないと食品へのダメージはもちろんですが、知らぬ間に電気代がかさんでいたりすることも…今一度、冷蔵庫の室温を確認しておきたいところです。
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冷えた室内を維持するためのアドバイス
扉の開閉はできるだけ少なく。長時間の開放はNG
これはもう当然のことですね。
室内の冷気をなるべく逃がさないためにも、冷蔵庫の扉の開閉・または開放は必要最低限にしておきましょう。
またこのことを家族内で共有することも大切です。特にお子さんのいる家庭であればちゃんと教えてあげるようにしたいところですね。
料理はなるべく冷ましてから保存
料理がまだ温かいまま、冷蔵庫に入れて冷まそうとするのはあまりよろしくありません。
その料理が冷めるスピードは上がりますが、その分だけ一時的にでも冷蔵庫内の室温が高まることになります。そうなると電気代的にも損ですし、冷えた室内を維持するという目的が果たせなくなります。
少なからず他の食品に悪影響が出る可能性もあるので、急ぎの際やお菓子作りなどでどうしても、という場合でなければある程度自然に冷めるのを待つのが正解だといえます。
食品はスペースに余裕をもって収納する
冷蔵室内では室内全体の温度を低く維持するため、冷気の循環がおこなわれています。
そこに食品をギッシリ詰め込んでしまうと冷気の循環がうまくいかず、食品がうまく冷えなかったり室内の温度にムラができてしまう原因になります。
できる限り冷蔵室内のスペースにはゆとりを持たせることを意識してみましょう。食品同士をスペースを空けて保存するようにするとベストです。
ちなみに冷凍室の場合は逆にギッシリ詰め込んでも問題なく冷凍させることができます。
冷蔵庫の側面は数センチほど開けておく
冷蔵庫と壁をピッタリくっつけると放熱に悪影響が出る可能性があります。
できれば個別の説明書を参考にして、なければ冷蔵庫の側面・背面を壁から数センチほど離しておくと冷蔵庫の放熱が効率的に行われ、結果として冷蔵庫も冷えやすくなります。
余裕があれば季節ごとに温度調整を
基本的には「中」あたりの、いつも通りの温度設定でも構いませんが、それでも冷蔵庫内がうまく冷えていないなと感じた際はもう一段階強めの温度設定をしてみるのも一つの手です。
夏場だけでなく、冬の場合は「弱」に設定するのもいいですが、季節の変わり目ごとに温度調整を戻すのを忘れてしまいそうだと感じる方はそこまで気にする必要はないかと思います。
さいごに
冬場はあまり気にならないかと思いますが、問題は夏場ですね。
特に35℃を超えるような気温になったときは注意が必要です。気がつかないうちに冷蔵庫の室内があまり冷えていない、という状況になりがちですので気をつけたいところです。