炊飯器は釜の加熱方法によって炊飯器自体の値段と、お米がより美味しく炊けるかどうかに関わってきます。
ここでは電気炊飯器の加熱方法の違いと、それによる値段の違いを見ていきましょう。
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加熱方法の種類と違い
加熱方法によってでてくる違いは、釜を温める際の熱効率です。
炊飯器でお米を炊くには釜を温める必要があるますよね。
その釜の加熱方法により釜の温まり具合に違いがでてきて、結果としてお米がより美味しく炊けるかどうかに関わってくる、といった感じです。
高い温度でお米が炊ける=美味しいお米が炊ける、と一般的には言われていて、熱効率の高い加熱方法を採用している炊飯器ほど値段が高くなってきます。
電気で行う加熱方法としては大きく分けて、
- マイコン炊飯器
- IH炊飯器
- 圧力IH炊飯器
この3つの加熱方法の違いによって、釜を温める際の熱効率に差がでてくるのです。
1.マイコン炊飯器
非常に安価で購入できるのがこのマイコン炊飯器。
釜の下から温めることによって熱を通していく加熱方法です。
熱効率は他のIH炊飯器などに比べて劣りますが、お米自体は問題なく炊くことができますし、安いもので7,000円前後で購入できる物まであります。
炊飯器にあまりお金をかけていられない方はこのマイコン炊飯器を購入すると良いかと思います。
2.IH炊飯器
マイコン炊飯器と違うのは、釜の下からだけではなく周りから熱を送ることによってマイコン炊飯器よりも高い温度で釜を温めることができるという点です。
IH炊飯器はその中でも値段に幅があるのが特徴で、釜を加熱するためのIHコイルの配置と数などによって値段が違ってきます。
値段としては10,000円~20,000円前後のものが多いです。
3.圧力IH炊飯器
圧力鍋と似たような加熱方法で、IHコイルによる加熱+中に圧力をかけることによって、他の炊飯器より高温でお米を炊くことができます(=より美味しいお米が炊ける)。
その他のポイントとしては値段が高いという点と、炊飯器自体の寿命が比較的短い点があげられます。
圧力をかけるためには中を密閉させる必要があり、密閉させるためのゴムパッキンが使うたびにどうしても劣化してきます。早いもので3年でダメになってしまったケースもあるようです。
密閉ができなくなってしまうと圧力を高められず、結果としてただのIH炊飯器と同じ状態になってしまいます。本来の機能を取り戻すには修理が必要です。
より美味しくお米を炊けるだけの実力は間違いなく本物ですので、美味しいお米が食べたい方にはこの圧力IH炊飯器をオススメします。
まとめ
マイコン炊飯器 | IH炊飯器 | 圧力IH炊飯器 | |
値段と熱効率 | → 右に行くにつれて高くなっていく → |
炊飯器の値段と熱効率(=炊いたお米の美味しさ)は基本的に比例します。
できるだけ美味しいお米を炊きたい方は圧力IH炊飯器を、普通の炊飯器で炊いたお米でも十分に満足できるといった方はマイコン炊飯器もいいかと思います。
美味しさはあくまで人によって違いますので、できれば値段に関わらず、自分の味覚にあった炊き方ができる炊飯器を選びたいところです。そこがまた難しいところではありますが、、
何事も体験してみないとわからないものですので、お金に余裕がある方は冒険して高級炊飯器を買った試してみるのもいいでしょう。
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