日立の冷蔵庫、デリシャス冷凍について理解しよう!




日立が販売する値段の高い冷蔵庫、
ラグジュアリーWXシリーズやプレミアムXGシリーズに追加されている性能の1つ。

それが今回ご紹介する「デリシャス冷凍」になります。

うまく使いこなすことで、
保存した食品の質をできるだけ下げずに冷凍させることができるのです。

 アルミを利用してすばやく冷凍

デリシャス冷凍がプラスされている冷蔵庫の冷凍スペース下段は3段ケースに分かれており、その一番上のケースがデリシャス冷凍に関わる「大型アルミトレイ」になっています。

アルミには熱が伝わりやすいという特性があり、それは周囲の熱をすばやく取り除くことができるともいえます。

そういった特性を持つアルミをトレイに組み込んだものが大型アルミトレイで、すばやく食品の熱をうばい、すばやく凍らせることができるのです。

上手に使うための注意点として、大型アルミトレイと食品が触れ合っていないとうまく熱を奪うことができません。

大型アルミトレイに食品を乗せるときは食品同士を重ねずに、幅広く余裕をもって置くことがじゅうようになります。

また冷凍室内に温度センサーが組み込まれているので、トレイに乗せる前の食品の温度を気にせずに冷凍することができます。

粗熱をとらなくてもそこまで問題になりません。

 

 すばやく冷凍するメリット

 

食品を凍らせるとどうしても粒のような氷結晶ができてしまい、それが細胞などを圧迫してしまうことで解凍後の食感が落ちたり、味が劣化したりする原因になってしまいます。

一度冷凍したお肉や魚の風味が下がってしまうのはそういった理由があります。

しかしゴージャス冷凍で食品をすばやく冷やすことで、普通の冷凍よりも氷結晶が小さい状態で凍らせることができ、結果的に食品が本来持つうま味や栄養、歯ごたえの劣化を抑えることができます。

また冷凍してあるお肉や魚を溶かすために解凍すると、氷結晶によって圧迫されてでたドリップが流れ出てしまいます。

ドリップが出るということはそれだけ質や栄養が下がっているということなのですが、これもすばやく冷凍することである程度防ぐことができます。

 

 まとめ

 

デリシャス冷凍のいい点は食感や栄養の低下を抑えるというところと、ドリップの出が少なくすむというところです。

相対的に普通に冷凍するよりも食品の質を上げることができ、本来の美味しさを維持させることができるのです。