「エアコンを使わず、あえて扇風機で暑さを乗り切る」というのも一つの手だと思います。
扇風機の方が電気代も少なく済みますし、風を直接感じることができるのでエアコンとはまた違った涼しさを味わうことができますからね。
扇風機によって低下する体感温度は約2~3℃と言われていますが、置き方や設置場所をちょっと工夫するだけでもっと快適に過ごすことができるのです。
今一度、扇風機の設置場所を見直してみましょう。
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室内と室外の気温の差を把握しよう
「扇風機はとりあえず傍に置いておこう」という考え方も間違いではありません。
扇風機はエアコン(クーラー)とは違って室内の温度を下げるアイテムではなく、扇風機が送ってくれる風によって感じる温度を下げる、いわば体感温度を下げるための道具です。
「室温を下げる」のではなく、「室温が下がってると誤解する」といった具合ですね。
そのため扇風機の風が当たらないことには体感温度も下がりません。
ちょっと詐欺っぽい仕組みで涼しさを提供する扇風機ではありますが、状況によってはエアコンのように室内の気温をそのまま下げることも可能です。
そのためには室内と室外の気温の差、どっちの温度が高いかを理解しておく必要があります。
それぞれの状況に合わせてより効率的な扇風機の設置場所を見つけていきましょう。
室外のほうが気温が高い場合(または同じ場合)
一般的な状況ですね。お昼の午後2時くらいが気温が高くなるピークだといわれていますが、この時間になるとお外の方がほぼ確実に暑くなってきます。
このように室外のほうが気温が低い状況で扇風機を使う際は自分の近くに扇風機を置いておくのがベストです。まぁ普通通りに使うということですね。
近くに扇風機を置くときはあまり風を強めすぎないことがポイント。風の当たっている部分とそうでない部分とで体感温度の差が大きくなるので逆に不快感を感じてしまうことがあります。
離れたところに設置して風の強さを「強」にするくらいなら、近くに設置して風の強さを「中」くらいに設定しておくと電気代的にも無駄なく涼むことができます。
室内のほうが気温が高い場合
先程とは逆のパターンです。明け方や夜になるとこんな感じになります。
お昼に外が暑くなる→外が暑いせいで部屋も暑くなる→ピークが過ぎて外がさっきより涼しくなる→部屋も涼しくなるまで時間がかかる、といった状況ですね。
このときも扇風機を近くにおいて風で涼むという方法もいいですが、もう一つの手として「外の空気を部屋に入れて気温を下げる」という方法も可能になります。早い話、換気をするということです。
扇風機というアイテムは換気のスピードを早める道具として非常に優秀です。
窓を開けるだけでは外の空気を取り込むのに時間がかかりますが、そこに扇風機を外向きに設置して風を外に送るように使うとものすごい早さで外の空気を取り込むことができます。
図のように部屋の暑い空気を扇風機で外に送りだして、かわりに外の部屋より涼しい空気を部屋に取り込むことができます。
ものの数分で部屋中の空気が交換されるので、室内のほうが気温が高い場合はこのような手段をとるとよいでしょう。この場合は体感温度ではなく、室内の気温が下がることになるので効果的です。
換気しながら風にもあたりたいというときは扇風機を逆向きに設置せず、自分に向けて窓際に置いておくのもアリです。これでもただ窓を開けておくよりも素早く換気することができます。
その他の扇風機の効果的な使い方など
扇風機を上側に向けるのはどうなの?
空気にも温度差があって、温度の高い空気は上に、温度の低い空気は下に自然といくようになっています。これを扇風機を使うことで温度のムラを無くそう!というアイデアですね。
いっけん効果的なアイデアにも思えますが、結論としてはあまり気にしなくてもいいです。
部屋の床から天井まで大体3.5m~4mくらいあると思いますが、人がいる空間はその半分よりも下のところ。つまりどちらかというと温度の低い空気がたまっているところにいます。
その空気をわざわざ扇風機を上に向けてまで、上側の比較的温度の高い空気と混ぜるのはちょっとどうなの?という感じがしますよね。
まぁ部屋の空気を循環させるということ自体はいいことではありますが、涼しくなるための手段としてはそこまで効果的な方法ではありません。
ただ1つ例外があって、エアコンと併用する場合は別です。
エアコンと扇風機を併用するときは扇風機をエアコンと対になるような場所と向きに設置することで、エアコンの涼しい空気を効率よく部屋全体に循環させることができます。
このような場合であれば扇風機を上側に向けるのもアリですね。
扇風機の前に氷をたくさん入れたバケツとかを置いておく
これ考えた人は頑張ったなーと思います。
氷が溶けるときの気化熱を扇風機で送ることでさらに涼しさを満喫できるというアイデアですね。
実際に効果はあります。理にかなった方法なのでやったほうがいいかどうかで言えばやったほうが確実に涼しい思いをすることができると思いますよ。
とはいえ絶対めんどくさいと思う方もいらっしゃるでしょうし私もそっち側のタイプなのでアレなんですけどね。そんなたくさんの氷とか準備できないよーという方でなければ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 室外の気温が高いときは普通通りに使う
- 室内の気温が高いときは扇風機を利用して換気するのがおすすめ
「実際の温度」と「体感温度」って全くの別物ですからねー。できればエアコンのように室内の気温を直接下げれることができればベストなのです。
ところで東京五輪の新国立競技場にはエアコンがつかないそうで、お偉い方曰く「そのかわりに風が通りやすい設計になってるから体感温度は低い」とおっしゃってましたが大丈夫なんですかね。。。