1万円未満で買えるものから5万円よりも高い値段で販売されている炊飯器まで。
最近は技術者が炊飯器に大量の機能を付け足して販売していますので、なにがなんだかといった状況になるのも仕方のないことだと思います。
買ってしまえば長らくお世話になる家電ですので、ぜひとも自分のライフスタイルに合った炊飯器を購入したいところですよね。
今回はそんな、炊飯器を選ぶうえで重要なポイントや注意点をいくつか紹介していきます。
はじめに
基本的に炊飯器は「値段が高ければ高いほどお米が美味しく炊ける」と言われています。
もちろん沢山の機能が追加されているなどの理由もありますが、大体は加熱方式や内釜の違いによって美味しくお米が炊けて、それによって値段が変わってくる、というのが炊飯器の値段に幅がある理由とされています。
しかし、美味しい美味しくないはあくまで主観となります。
実際に高級炊飯器でお米を炊いてみても「あれ、たいして変わらない?」と思えばそれは9,000円の安い炊飯器でも60,000円の高級炊飯器でも、その違いは実質ないものとなります。
今まで普通の炊飯器を使っていて、いつも美味しくご飯が炊けていると感じている方はそれなりの炊飯器でも問題なく使用できるでしょう。もちろん毎日美味しいご飯が食べたい方にはぜひとも高級炊飯器を購入してみて、その高級感を存分に味わってみるのもいいことです。
前述した通り、長い時間共にする家電ですから、値段が高い低いではなく一度その性能と特徴を吟味したうえで選んでみることをオススメします。
前置きはこの辺りにして、炊飯器を購入する際に見ておくべき要項を書いていきます。
炊飯器の容量、炊飯量
特に家族持ちの方は必ずチェックするようにしておきましょう。
一人暮らしであれば4合程度の容量でも不自由なく使えますが、3人、4人と家族がいる場合は4合では難しいものがあるでしょう。最低でも5合、できればそれ以上は欲しいところです。
最大3合までという小型炊飯器もありますが、「お米を食べるときは毎回炊きたてがいい!」という方以外は、一人暮らしの方でも最大5合ほどの炊飯器を購入しておくとよいでしょう。
一気に炊きすぎた場合でも、一食分ごとにラップで包んで冷凍保存すれば4日間は保存可能です。
炊飯器の加熱方法
最近ではIH炊飯器か圧力IH炊飯器が主流になっています。
それらよりも安く購入できるマイコン炊飯器という物もありますが、今はIH炊飯器と価格を比べても数千円程度しかありません。特に理由がなければIH炊飯器以上の加熱方法を持った炊飯器を選択することをオススメします。
「美味しいご飯のために追加で数万円!」となると手が出しづらい印象がありますが、数千円でより美味しいご飯が炊けるのであればそちらの方がよいかと思います。
炊飯器の加熱方法の特徴について詳しく知りたい方は下のリンクで解説しています。
炊飯器の内釜の材質
内釜の材質によって、炊いたお米の仕上がりと炊飯器自体の値段に大きく差が出てきます。
IH炊飯器で一般的な多層釜を使用した炊飯器が10,000円~20,000円程度なのに対して、同じIH炊飯器でも炭素釜を使用した炊飯器は60,000円前後で売られている物も数多くあります。
10万円以上する炊飯器もいくつかありますが、その値段の理由はほぼ内釜に依存しているほどです。値段が大きく左右される要素ですので、自分が納得できる質のものを選びましょう。
炊飯器の内釜の材質の種類と違いについては下のリンクをご参照ください。
その他機能など
炊飯器によっては従来の炊飯機能に加えてスチーム機能や他の料理、例えばケーキや煮込み料理などを作れるマルチ調理機能なんかが付いている炊飯器もあります。
あまり追加の機能で炊飯器を選ぶことはないかと思いますが、どうしてもこの機能は欲しい!というものがあれば購入前にチェックしておきましょう。
いまどき保温機能やタイマー機能、お米の種類によって炊き加減を変える炊き分け機能程度はほとんどの炊飯器についていますが、それ以外の機能は必ずついているとは限りませんので。。。
まとめ
特に炊飯器の容量と加熱方法は非常に重要な要素になってきます。
さまざまな違いによって値段にものすごい幅がでる炊飯器ではありますが、その中でも自分が欲しい機能や性質をピックアップしていけば、本当に自分が欲しい炊飯器の値段が見えてくるはずです。
納得いかない炊飯器を掴んで後悔しないよう、しっかりと吟味して選んでいきましょう!
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