【加熱水蒸気オーブンレンジ】日立が販売するハイエンドモデル MRO-VW1 の性能を徹底比較!




日立が販売するオーブンレンジの中で最も優れた性能を持つ製品が「MRO-VW1」です。

レンジ機能・オーブン機能・スチーム機能のどれをとっても優秀といえるスペックで、まさに日立のハイエンドモデルを張れるだけの性能を有しています。その分お値段も高いですけどね。

そんな高スペオーブンレンジのMRO-VW1が果たしてどのような性能をもっているのか、日立が販売するワンランク下のオーブンレンジと比較した際の性能差などを具体的に見ていきましょう。

この記事での結論

【まとめ】他のオーブンレンジと比べてMRO-VW1が圧倒的に優れている点

  • オーブン機能・・・最高300℃まで可能、2段オーブン、予熱までの時間が短い
  • センサータイプ・・重量センサー+赤外線センサーで加熱不足や加熱ムラが激減

具体的な内容は以下の記事でご紹介します。

日立の過熱水蒸気オーブンレンジ MRO-VW1 の基本性能

  • 外形寸法・・・・・幅497mm×奥行449mm×高さ375mm
  • 室内容量・・・・・30リットル
  • レンジ出力・・・・自動出力時:最大1,000W
    手動出力時:800W、600W、500W、200W、100W相当
  • オーブン機能・・・最高温度:300℃、オーブン段数:2段
  • テーブルタイプ・・フラットテーブル式
  • センサータイプ・・Wスキャン(トリプル重量センサー&赤外線センサー)
  • 自動メニュー:207、取説掲載レシピ数:286

まずはデザイン面になりますが、カラーリングはレッドとホワイトの2種類

ドアは縦開きタイプで、下側にメニューやモニター・ボタンなどが全て集合しています。

それでは性能面での評価になりますが、本製品「MRO-VW1」が他のオーブンレンジと決定的なまでに差をつけている点は「オーブン機能」になります。

MRO-VW1はオーブン機能が優秀

基本的にどのオーブンレンジでも最高温度は高くて250℃に収まっていますが、MRO-VW1は最高で300℃まで設定することができます。ここまでの最大出力をもつ製品はそうそうありません。

さらにオーブンの段数は2段まで調整可能、ヒーターに関しても通常の上下平面ヒーターではなくダブル高速ヒーターが搭載されているため、30リットルもの広さをもつ室内を素早く温めることができる点などをふまえてもかなり優れたオーブン機能を有しています。

過熱水蒸気オーブンレンジはどれもスチーム機能ばかりに力が注がれていると思われがちですが、ことMRO-VW1に限ってはむしろオーブン機能を重視した設計となっていることがわかりますね。

それ以外の機能も高水準

もちろんレンジ機能やスチーム機能も生半可な性能ではありません。

Wスキャンと呼ばれるセンサーのおかげで自動あたための精度も高く、スチーム用のタンクも用意されていることから過熱水蒸気オーブンレンジとしての機能も高水準です。

最も注目される点はやはりオーブン機能になりますが、それ以外の機能も他メーカーが販売する過熱水蒸気オーブンレンジと引けをとらない性能をもっています。

MRO-VW1を購入する上で考えること

そんなMRO-VW1を購入するかどうか悩んでしまう1番の要素はやはり製品の価格。当然のことながら日立が販売するオーブンレンジの中で最も値段が高く、その数字はなんと約50,000円ほど。

そのため自分が果たしてオーブンレンジに関して、どれほどの性能を求めているかという点を考えることが重要です。

性能を第一に思うのであればMRO-VW1がまさにベストチョイスとなりますが、そこまでオーブン機能を重視いない場合は必然的にMRO-VW1を選ぶ価値も薄くなってくることでしょう。

日立の過熱水蒸気オーブンレンジ MRO-TS8 との性能比較

今回MRO-VW1と比較するのは、同じく日立が販売するワンランク下の過熱水蒸気オーブンレンジ「MRO-TS8」となります。

数万円単位で値段の違う製品ではありますが、ではその値段の違いが具体的にどこに反映されているのか?という点を詳しく知るためにも、それぞれの比較を見ていきましょう。

製品の価格

  • MRO-VW1・・・約50,000円(税込み)
  • MRO-TS8・・・約28,000円(税込み)

前述の通り、MRO-VW1の値段は約50,000円ほど。

改めて比べてみるとバカ高いですね。ワンランク違うだけで2倍弱も値段が変わってくるわけですから、当然それだけ性能も良くなっていて然るべきです。

これほど値段に大差がついていることから、これから紹介する性能の差にそこまでの関心がいかなければMRO-VW1ではなくMRO-TS8を購入しても十分に満足できるかと思います。

容量・サイズの違い

  • MRO-VW1・・・室内容量:30リットル、幅497mm×奥行449mm×高さ375mm
  • MRO-TS8・・・室内容量:31リットル、幅487mm×奥行430mm×高さ365mm

室内容量・外形寸法はどちらもそこまでの差はありません。

ちなみに室内容量30リットルというのは4~5人の家族帯であっても問題なく対応できる室内スペースであることの証明でもあります。

一人暮らしの場合もオーブンレンジを使っての調理を頻繁にする方であればぜひとも室内容量の大きい製品が欲しいところ。そういった面でいえばMRO-VW1とMRO-VW1、どちらも合格といえます。

オーブン機能での違い

  • MRO-VW1・・・最高温度:300℃、オーブン段数:2段、ダブル高速ヒーター搭載
  • MRO-TS8・・・最高温度:250℃、オーブン段数:1段、上下平面ヒーター搭載

値段が数万円と違う大きな理由の1つ目がコチラ。

基本性能の項で具体的に触れたためある程度割愛しますが、上記の数値を見てもらえばわかる通りオーブン機能を使用する上での性能差が大きくついています。

最高温度の面でもそうですが、なによりオーブン段数が1段から2段になっている点とヒーターの違いによる予熱の速さを加味すれば、値段相応の差がカタログを見ただけでも判断できます。

オーブン機能を使っての調理というのは多くの方が頻繁に行っているものです。例えばパンをトーストするケース1つとってもオーブン機能を使うわけですから、無駄になることはほぼありません。

そういった面で「過熱水蒸気オーブンレンジといえば一番はスチーム機能」という常識を打ち破った製品でもあります。オーブン機能をよく使っている方はぜひとも考えていただきたいところ。

センサータイプの違い

  • MRO-VW1・・・Wスキャン(トリプル重量センサー&赤外線センサー)
  • MRO-TS8・・・トリプル重量センサー

値段が数万円と違う大きな理由の2つ目がコチラ。

MRO-VW1はMRO-TS8がもつトリプル重量センサー意外にも、多くの過熱水蒸気オーブンレンジがもつ赤外線センサーも搭載した製品です。日立はこれをWスキャンと呼んでいます。

赤外線センサーが加わることで、主に自動あたため時における加熱の精度がさらに向上します。

重量センサーと赤外線センサーがそれぞれもつ苦手な要素をお互いにカバーしあう仕組みになっているため、オーブン機能だけでなくレンジ機能やスチーム機能にもいい意味で影響します。

そういったことから、日頃から自動あたため機能を使った際の加熱不足や加熱ムラにお困りの方はセンサーの性能を重要視したほうが幸せになれます。そしてMRO-VW1はまさに最高峰のセンサーをもっているようなものですから、価格の高さに目をつぶるだけの理由になりえるかと思います。

自動メニュー数の違い

  • MRO-VW1・・・自動メニュー:207、取説掲載レシピ数:286
  • MRO-TS8・・・自動メニュー:120、取説掲載レシピ数:156

MRO-VW1は200を超えるほどの自動メニューを有しています。

「さすがに200も使いこなせないよ」と感じるかと思いますが、要するにそれだけ自動メニューの幅が広いということで、自分がしたい調理に対応した自動メニューがある確率が高まります。

具体的な自動メニューの種類に関してはコチラに詳細が記載されています。日頃からオーブンレンジを使っての調理をする・したいと思っている方であれば自動メニューの数も視野にいれましょう。

【まとめ】MRO-TS8と比べたときのMRO-VW1の優れた点

  • オーブン機能・・・最高300℃まで可能、2段オーブン、予熱までの時間が短い
  • センサータイプ・・重量センサー+赤外線センサーで加熱不足や加熱ムラが激減

性能はバツグンなのであとは値段との勝負!自分がどれくらいの性能なら満足できるかという点を深く考えたいところです。。。

以上が本記事でメインで紹介するMRO-VW1と、比較対象として挙げたMRO-TS8との具体的な違いになります。

具体的な比較でも明らかになった通り、ただちょっとした部分で値段を上げているわけではなく、値段相応のスペックがMRO-VW1にはあることが把握できたかと思います。

心配すべき点といえば製品の価格のみ。優秀なオーブン機能をもっている製品ですが、それだけの性能を自分が求めているかどうか。オーブン機能は比較的頻繁に使われる機能なので高性能が宝の持ち腐れになるケースはそうそうありませんが、しっかりと考えていきましょう。