【オーブンレンジ】日立の手入れ簡単なフラットモデル MRO-TF6 の性能を徹底比較!




日立が販売するオーブンレンジの1つに「MRO-TF6」という製品があります。

人気どころでいえば「ヘルシーシェフ」という名称のオーブンレンジを販売しているメーカーですが、本製品はそのヘルシーシェフと呼ばれるオーブンレンジとはまた違った製品です。

性能面ではヘルシーシェフにこそ劣るものの、リーズナブルな価格かつ簡易的なスチーム機能も兼ね備えているオーブンレンジとして評価されている面があります。

今回はそんなスタンダードモデルにありがちなMRO-TF6の基本性能や、実際のヘルシーシェフとの性能差などを具体的に比較していきます。

この記事での結論
  • MRO-TF6は同価格帯のオーブンレンジと比べれば優れた製品
  • スチーム機能を重視する場合はヘルシーシェフ等の過熱水蒸気オーブンレンジがおすすめ

具体的な内容は以下の記事でご紹介します。

日立のオーブンレンジ MRO-TF6 の基本性能

  • 外形寸法・・・・・幅483mm×奥行388mm×高さ330mm
  • 室内容量・・・・・22リットル
  • レンジ出力・・・・最大1,000W
  • テーブルタイプ・・フラットテーブル式
  • センサータイプ・・温度センサー
  • スチームタイプ・・角皿スチーム式

MRO-TF6の本体価格は約23,000円ほど。

性能面で判断するならば、この値段帯のオーブンレンジにしてはなかなか高い方に位置します。

2万円ほどのオーブンレンジにしては広い室内容量、掃除のしやすいフラットテーブル式かつ角皿に水を入れておくことでスチーム加熱もできるなど、幅広い面で活躍できる製品です。

また調理の幅が拡がるという点では簡易的なスチーム機能以外にも、自動メニューが豊富という長所も。70もの自動メニューをある程度でも使いこなすことができれば調理の時短に繋がります。

MRO-TF6というオーブンレンジの強みを端的に表すならば、「23,000円ほどのオーブンレンジにしては高い性能をもっている」というところ。

もちろん日立の「ヘルシーシェフ」や他メーカーが販売する「ビストロ」「ヘルシオ」など、2万円をゆうに超える値段のオーブンレンジには敵いませんが、同価格帯のオーブンレンジであればかなりいい勝負ができるほどの性能がMRO-TF6にはあります。

日立のオーブンレンジ MRO-VS7 との性能比較

MRO-TF6の上位モデルとして販売されている製品の1つに「MRO-VS7」があります。

こちらはヘルシーシェフと呼ばれる日立の過熱水蒸気オーブンレンジで、前述した通りかなりのスペックを誇る製品となっています。

それゆえMRO-VS7と比較したときにMRO-TF6の方が優れている点は価格の安さ程度になりますが、具体的にどのような面で差がついているのかというのを理解しておくとよいでしょう。

製品の価格

  • MRO-TF6・・・約23,000円(税込み)
  • MRO-VS7・・・約28,000円(税込み)

MRO-TF6は安価かつ同価格帯のオーブンレンジより性能面で優れているという特徴があります。

もちろんMRO-TF6より高価なオーブンレンジには敵いませんが、数万円とする高価な家電製品において「安価かつ平均より性能がいい」という点は重要な要素です。

以降は性能面での差となり、MRO-VS7がMRO-TF6に差をつけている部分の紹介になります。

スチーム加熱における違い

  • MRO-TF6・・・角皿スチーム式
  • MRO-VS7・・・タンク式

MRO-TF6は簡易的なスチーム加熱もできる「オーブンレンジ」ですが、MRO-VS7はスチーム加熱をメインに据えた「過熱水蒸気オーブンレンジ」となっています。

そうなってくると出てくる性能差として、スチーム加熱にまつわる違いがあげられます。

スチーム加熱をする際はスチームを出すための水が必要になるわけですが、その水をどこに格納するかという点で差がでています。MRO-VS7は専用のタンクへ、RE-SS8-Xは付属の角皿(黒皿)へ。

結論から言うと、タンク式(MRO-VS7)の方がスチームの力が強いとされています。

タンク式はタンク内で水を沸騰させるのに対し、角皿スチーム式はただ角皿に水を張っておき自然に沸騰するのを待つだけという仕組みだからです。

そのためスチーム加熱を頻繁に行う、もしくはスチーム加熱時の料理の仕上がりをいいものにしたい、という思いをお持ちの方はMRO-VS7を購入すると後悔はないでしょう。

センサータイプの違い

  • MRO-TF6・・・温度センサー
  • MRO-VS7・・・赤外線センサー

MRO-TF6はオーブン時だけでなくレンジ加熱時にも温度センサーを使いまわしているのに対し、MRO-VS7は温度センサー以外にも赤外線センサーを搭載しているという違いがあります。

赤外線センサーの有無は特に時間を指定しない自動あたための精度に影響してきます。

赤外線センサーの方が相対的に加熱ムラが発生しづらいため、使い勝手がいいとされています。

そのため自動あたためを頻繁に使うという方であれば、MRO-VS7の方がストレスなくオーブンレンジを使うことができそうです。

 センサーについての詳しい紹介は以下の記事にまとめています。

【電子レンジ・オーブンレンジ】センサーの種類と特徴について

2018.10.30

それぞれの具体的な性能差は「自動あたため時・スチーム加熱時」に関わってきます。とはいってもMRO-TF6は普通のオーブンレンジに比べれば優れた性能をもっていますよ!それぞれの性能と値段を考慮して選んでいきましょう。。。

以上が本記事でメインで紹介するMRO-TF6と、比較対象として挙げたMRO-VS7との具体的な違いになります。

意外にも室内容量や外形寸法の違いはほとんどありません。差がついている点はデザインと先程紹介した性能面のみで、それらの性能差と価格差のバランスで選んでいくことになるかと思います。

繰り返しになりますが、MRO-TF6は同価格帯のオーブンレンジと比べれば優れた製品です。

室内スペースの差はないため、「そもそもスチーム加熱をあまりしない」「そこまで高性能なセンサーは必要ない」という方であれば、MRO-TF6の性能でも十分に満足できるのではないでしょうか。