【オーブンレンジ】Amazonベストセラー1位に躍り出たシャープ RE-SS8-XW の性能を徹底比較!




シャープが販売する過熱水蒸気オーブンレンジの1つに「RE-SS8-XWがあります。

この製品は2019年冬にAmazonベストセラーでなんと1位を獲得するほど人気の高いオーブンレンジです。レビュー数も現時点で580件以上、平均評価も4以上と非常に安定感のある数値。

その人気の理由の1つに「他の過熱水蒸気オーブンレンジとは比較にならないくらい値段が安い」という点があります。スペックも申し分ないものを兼ね備えていますが、一番の理由はやはりココ。

それらをふまえて、RE-SS8-XWの基本的な性能とシャープが販売する他のオーブンレンジと比較してどういった差があるのか、という部分を追求していきましょう。

過熱水蒸気オーブンレンジ RE-SS8-XW の基本性能

  • 外形寸法・・・・幅500mm×奥行380mm×高さ345mm
  • 室内容量・・・・23リットル
  • レンジ出力・・・1,000W・600W・500W・200W相当
  • オーブン温度・・110~250℃(発酵機能時、35・40・45℃)
  • 搭載センサー・・赤外線センサー・温度センサー・絶対湿度センサー

室内容量・レンジ出力・オーブン温度、どれをとっても普通の過熱水蒸気オーブンレンジで、「良くも悪くも並の性能」と言えるのが本製品のスペック事情になります。

ただ他のメーカーが販売する過熱水蒸気オーブンレンジとひと味違うのは搭載センサーの種類。

自動あたためやオーブン加熱・スチーム加熱などにおいて、それぞれの加熱に適したセンサーを使い分けるシステムが組み込まれているため、普通のオーブンレンジと比べて加熱の精度が高いです。

そのため加熱ムラが発生しづらくなり、例えば自動あたためで加熱したけどまだ冷たい部分がある!といったような状況が減るというメリットがあります。

基本スペックは以上となります。それでは本製品とシャープがそれ以外で販売しているオーブンレンジとでどのような差があるのかを見ていきましょう。

【Q】通常のオーブンレンジと過熱水蒸気オーブンレンジの違いは?
ずばり加熱手段の豊富さにあります。前者は基本的にレンジ加熱とオーブン加熱の2種類ですが、後者は+αでスチーム加熱も機能として組み込まれているため、調理の幅が拡がるのです。

過熱水蒸気オーブンレンジ RE-V90B との性能比較

シャープはRE-SS8-XWとは別に、「RE-V90B」という過熱水蒸気オーブンレンジに分類される製品を販売しています。どちらもタイプは同じですが、性能や価格に差のある製品です。

どちらも同じ過熱水蒸気オーブンレンジではありますが、様々な点で違いが表れています。

製品の価格

  • RE-SS8-XW・・約26,500円(税込み)
  • RE-V90B・・・約41,000円(税込み)

RE-SS8-XWはシャープが販売する他の過熱水蒸気オーブンレンジと比較しても格段の安さを誇っています。非常にコスパのいい製品だと言えますね。

前述した基本スペックの項でもお話した通り、安価だからといって性能面で劣っているわけではなく、平均的な過熱水蒸気オーブンレンジとしての性能はしっかりと持ち合わせています。

  • 多くの場合、自動あたためやオーブン程度の基本的な機能しか使わない
  • あまり自炊をしない、そこまで凝った調理をオーブンレンジで行わない

上記の項目に当てはまるなと感じた方であれば、無理にハイスペックなオーブンレンジを購入せずともRE-SS8-XWのように手頃な製品を購入するという選択も十分にアリだと思います。

容量・サイズの違い

  • RE-SS8-XW・・室内容量:23リットル、幅500mm×奥行380mm×高さ345mm
  • RE-V90B・・・室内容量:26リットル、幅500mm×奥行430mm×高さ345mm

RE-V90BはRE-SS8-XWと比較して室内のスペースが広く、家族向けの製品であると言えます。

また一人暮らしであってもお菓子作りを頻繁に行うなど、オーブンレンジ内のスペースを最大限に活用したい方であればRE-V90Bを選びたいところ。クッキーなどは一度で大量に焼きたいですからね。

注意したいのは外形寸法。室内容量が違うといっても、寸法に差があるのは奥行のみです。どちらの製品も幅や高さに違いはないのでその点は把握しておきましょう。

スチーム加熱における違い

  • RE-SS8-XW・・カップ式
  • RE-V90B・・・タンク式

こちらは過熱水蒸気オーブンレンジ特有の、スチーム加熱にまつわる違いです。

スチーム加熱をする際はスチームを出すための水が必要になるわけですが、その水をどこに格納するかという点で差がでています。RE-V90Bは専用のタンクへ、RE-SS8-XWはスチームカップへ。

結論から言うと、タンク式(RE-V90B)の方がスチームの力が強いとされています。タンク式はタンク内で水を沸騰させるのに対し、カップ式は室内に水を置いておくだけという仕組みだからです。

そのためスチーム加熱を頻繁に行う、もしくはスチーム加熱時の料理の仕上がりをいいものにしたい、という思いをお持ちの方はRE-V90Bを購入すると後悔はないでしょう。

RE-V90B(タンク式)

RE-SS8-XW(カップ式)

その他の比較

自動メニュー数・カタログメニュー数
  • RE-SS8-XW・・自動メニュー数:58、カタログメニュー数:55
  • RE-V90B・・・自動メニュー数:75、カタログメニュー数:67

オーブンレンジに登録されている自動メニューの数、および付属のクックブックに記載されているメニュー数に関して、こちらもRE-V90Bが上回っています。

過熱水蒸気オーブンレンジを使っての調理を頻繁に行う方であればぜひとも活用していきたい機能です。種類が多いので使いこなすのに時間はかかりますが、時短につながること間違いなし。

その他のレンジ出力、オーブン温度調節範囲はどちらも差異はありません。双方とも他メーカーのオーブンレンジと同じような、平均的な数値となっています。

「料理はしたいけど、あまり手間暇かけたくない!」という方は自動メニュー数の多いオーブンレンジを選んでラクしていきたいところですね。。。

以上が本記事でメインで紹介するRE-SS8-XWと、比較対象として挙げたRE-V90Bとの具体的な違いになります。

RE-SS8-XWの特徴はとにかくコストパフォマンスの良さ、これに尽きると感じています。

それ故にAmazonでも非常に売れ行きが伸び、手を出しやすい過熱水蒸気オーブンレンジとして名を挙げることに成功したのでしょう。

もちろんハイスペックを求めてRE-V90Bを購入するというのも1つの手段です。家族構成や自分のライフスタイルと照らし合わせて選択していきましょう。