【小型冷蔵庫はここがダメ!】最低でも2ドア冷蔵庫を購入すべき理由。一人暮らしでも困るワケ




1人暮らしで料理もしないともなれば、「じゃあ1ドアタイプの小型冷蔵庫でいいや」という考えに至りがちだと思います。かくいう私も以前はそっちの考えをもっていました。

ですが1ドアタイプの小型冷蔵庫を過去に利用した私が断言します。

たとえ1人暮らしで料理をしない・そんなに冷蔵庫を使わないという方であっても、1ドアタイプの小型冷蔵庫を購入するのは絶対にやめたほうがいいです。

今回の記事では私がそこまで言い張れる理由と「それならどの冷蔵庫を買えばいいんだよ!」という疑問に対しての最適解をお伝えしていきます。冷蔵庫選びの参考になれば幸いです。

※以下の記事で記載される「小型冷蔵庫」というのは1ドアタイプの小型冷蔵庫を指しています。

実体験に基づく小型冷蔵庫のダメなところ

上の画像は私がまだ小型冷蔵庫の脅威を知らなかったときに購入してしまったヤツ。購入後わずか数ヵ月でお蔵入り、電源を外していまではレトルトカレー収容室として第二の生を歩んでいます。

別にこのメーカーの冷蔵庫が悪いわけではありません。当時はレビューを見た中でもひときわ評価の高い小型冷蔵庫がこれだったのです。

ただ評価が高いのはあくまで「小型冷蔵庫の中では」という話で、冷蔵庫としてみるとそれはもう不満が積もります。後にそれが小型冷蔵庫だからダメなんだと気づくのに時間はかかりませんでした。

そんな小型冷蔵庫ならではの不満点を実体験をもとにお伝えしていきます。

霜取りが面倒くさすぎる

いきなり最大の不満点を書いていきます。

小型冷蔵庫はよっぽどの例外を除いて、ほぼすべて直冷式です。そして直冷式の冷蔵庫の場合、冷蔵庫が稼働し続けているかぎり冷凍室付近に霜が付着し続けてしまいます。

数ヵ月といわず1ヵ月もすれば目で見えるくらいの霜がどんどん肥大化していきます。

そして直冷式の冷蔵庫であるかぎり電源を落とす以外に回避方法はありません。暖かい空気が冷蔵庫内に入るたび、つまりは冷蔵庫の扉を開けるたびに霜の量は増していきます。

「直冷式」と「間冷式(ファン式)」の違い

2017.10.16

詳しくは上記のリンクを見ていただければと思いますが、こればっかりはどうしようもありません。

「じゃあ霜がたまったなら当然、霜取りをしなきゃ!」となるわけですが、これまたひと手間必要です。ドライバーとかの硬いのでガシガシやっちゃダメですよ?危ないですからね。

温めたフキンを使って1日1回くらいのペースで霜を除去してあげればそこまで霜は溜まりませんが、画像くらいの霜のサイズになるともう電源を入れっぱなしでの霜の除去は困難です。

「いったん冷蔵庫の電源をOFFにして、冷蔵庫の中身も全部出して、自然に霜が溶けるのを待つ」というすごく面倒な手順を踏まなければいけません。毎日フキンで霜取りするのも面倒ですけどね。

とにかくこれが、私が小型冷蔵庫を毛嫌いするようになった最大の理由です。

2ドアタイプ以上の冷蔵庫と比べて大きい騒音

これも小型冷蔵庫である以上、避けられない問題です。大抵はコンプレッサー式ですからね。

このおかげで設置場所も限定されてしまいます。ベッドやパソコンなどを置いているデスクの近くに置いておくわけにはいかないからです。

小型冷蔵庫というのはそもそも価格の低さとコンパクトな形状が売りなのに、デスクの下や普段すごしている居室に置くにしては騒音が気になって結局移動になってしまいます。

デスク付近への設置がNGとなってしまったのは私としては結構なショックでした。

そんなとこに置く予定はないよという方であればまだマシだったのでしょうが、なんにせよこれは解決できない問題です。どうしようもないですね。

電気代も2ドアタイプの冷蔵庫と比べてそんなに変わらない

その理由は霜取りのせいです。

前述の通り、一般的な霜取りの方法は「冷蔵庫の電源を切って放置」という流れです。霜取りが終わればまた電源を入れて冷蔵庫を冷ましなおすのですが、この作業が電気代にダメージを与えます

一度冷えた冷蔵庫を常温に戻して再度冷ます、というのは電気代的にかなりよくない行動なのです。

エアコンでもつけたり消したりするよりもつけっぱなしの方が電気代に優しいといわれていますが、それと同じ原理です。冷ましなおすくらいだったらつけっぱなしの方がお得。

ですが霜がつくという小型冷蔵庫の特性上、霜取りはどうしてもやらざるを得ません。半強制的なイベントなので嫌々やって、それで電気代としては2ドアタイプと差がつかない額まで引き上がる、と。

小型冷蔵庫だったら電気代はお得!というのは幻想だったりします。

じゃあどの冷蔵庫にすればいいの?

「小型冷蔵庫は損したぞ!(私が)」というアピールを長々とさせていただきましたが、そんなこと言うんだったら他にいい冷蔵庫あるんだろうな?と疑問に思うのは当然だと思います。

まず理解していただきたい点が1つ。1ドアタイプで正方形のような形をした小型冷蔵庫はほぼ直冷式で確定です。つまりは霜取りが必要、面倒くさい冷蔵庫だということです。

したがって、霜取りのいらない冷蔵庫を選ぶということは = 2ドアタイプ以上の冷蔵庫から選ぶ、ということになります。

しかし小型冷蔵庫ほどの容量があれば十分だという方にとって、必要以上の容量はムダでしかありません。それに値段もかさみますから、できる限りコンパクトかつ値段の安い冷蔵庫がいいはずです。

ということで、霜取り不要かつ限りなくリーズナブルな冷蔵庫を2点に絞ってピックアップしました。コンパクトと安価を兼ね備えた質の高い冷蔵庫をご紹介します。

シャープ 冷蔵庫 つけかえどっちもドアタイプ 137L ブラック SJ-D14B-B

シャープの小型冷蔵庫とは、内容積が170L以下の冷蔵庫を指します。

そしてその中でも内容積が120L以下の冷蔵庫はすべて直冷式で、たとえ2ドアタイプであっても霜取りが必要な冷蔵庫になってしまいます。

しかしこちらの冷蔵庫は内容積137Lで、120L以下というラインをギリギリ回避した冷蔵庫です。

つまりシャープの冷蔵庫の中で、最もコンパクトかつ霜取り不要な冷蔵庫がこちらになります。

下が冷凍室になっていて、冷凍食品だけでなくアイスも保存することが可能。普通の冷蔵庫では当たり前のことですが、1ドアタイプの小型冷蔵庫ではそれができないのです。

小型冷蔵庫は右上に小さな冷凍室がついているタイプがほとんどですが、実はあそこでアイスを溶かさずに保存することはできません。かろうじて冷凍食品を保存できる程度の性能です。

他にもつけかえどっちもドア機能などがついていますが、まぁリーズナブルな冷蔵庫をお求めの方はそこまで性能面を重視してはいないのではと思います。

単純にシャープの冷蔵庫で一番安くてコンパクトな霜取り不要冷蔵庫はこちらです。候補の1つとしていかがでしょうか?

ユーイング 110L 2ドア冷蔵庫(ざくろレッド)【右開き】UING UR-FG110J-R

カラーリングもスタイリッシュな2ドア冷蔵庫。

こちらは先ほどのシャープ製の2ドア冷蔵庫よりもリーズナブルな値段になっており、内容積が110Lということで、値段分だけコンパクトな仕上がりになっています。

シャープの冷蔵庫だと120L以下で直冷式(霜取りが必要)という扱いになっていますが、この冷蔵庫はユーイング製。110Lでも霜取り不要な冷蔵庫です。

冷凍室の位置はこちらも下側。シャープほどのメーカー力はありませんが、こちらの冷蔵庫もしっかりと期待通りの仕事をしてくれます。

大手メーカーならではの安心をとるのであれば、前述した冷蔵庫がベストな選択になりますが、特にこだわりがなければこちらの冷蔵庫の方が今回のテーマである「間冷式かつリーズナブルな冷蔵庫」に適しているといえます。

ちなみのこの冷蔵庫、私自身が現在使っている冷蔵庫でもあります。小型冷蔵庫に不満が積もりすぎて購入した次の冷蔵庫なのです。

かれこれ数年使っていますが現時点で不満は全くありません。騒音もしないし霜取りもいらない、それでいて比較的コンパクトなデザインだったのでこれを購入したという経緯があります。

これだけ小型冷蔵庫に対するダメ出しを続けてきた私が満足している製品なので、小型冷蔵庫選びで迷っていた方であれば不満なく使えると思います。自信ありますよ。

まとめ

何事も経験だという言葉もありますが小型冷蔵庫はもう経験したくないですし、してほしくもありません。面倒な作業をやらされることが確定してますからね。

これを機に1ドアタイプの小型冷蔵庫を購入しようかと考えている方はぜひその考えを改めていただければなという思いでこの記事を書かせていただきました。

私は今の2ドアタイプの冷蔵庫にとても満足しています。。。