日立の冷蔵庫、スポット冷蔵について理解しよう!




日立がアピールする便利機能の1つとして、「スポット冷蔵」というものがあります。

デリシャス冷凍という機能とセットでついている冷蔵庫が多く、日立のWXシリーズやXGシリーズの冷蔵庫によく搭載されている機能です。

カレーやポトフなど、一度に数人分・数日分をつくってしまった時の保存に便利な機能なので、スポット冷蔵がついている冷蔵庫をお使いの方はその仕組みを理解しておきましょう。

 食品が凍らないギリギリのラインで冷蔵

 

スポット冷蔵スペースは普通の冷蔵スペースとは温度が違い、常に約2℃の低音で保たれるようになっています。

水は0℃で氷になりますから、食品が凍らないギリギリの温度ですね。

食品を凍らせると確かに長持ちはしますが、その分解凍したときに食感や栄養素が低下する原因になってしまいます。

冷蔵室と冷凍室の中間のような温度で、食品が凍ってしまわない程度の低音を維持することで、食品の鮮度や食感をより長持ちさせることができるのです。

 

 スポット冷蔵は2つのスペースにわかれている

これまでスポット冷蔵と一括りに書いてきましたが、
具体的には「低音冷蔵スペース」「オート急冷却スペース」にわかれています。

見た感じ同じようにも思えますが、ここでそれぞれの違いをお伝えします。

 

低音冷蔵スペース

低音冷蔵スペースは主に惣菜ものやちょっとした料理の残り物、調理中に余ってしまった余分な野菜などを保存するのに適しています。

他の冷蔵保存したい食品と比べてみて、賞味期限や劣化の速い食品は普通の冷蔵スペースではなく、低音冷蔵スペースに入れておくことで食品をより長持ちさせることができます。

 

オート急冷却スペース

オート急冷却スペースはまだ温かいままのカレーなど、冷ますのに時間のかかるものを保存するのに適している。

スペース内に入れられた食品の温度を判断してくれる専用センサーがついているので、熱をもっていたり冷めづらい食品でも普通の冷蔵スペースや低音冷蔵スペースと比べて素早く冷ますことができる。

温度を検知して温かいものであれば普通以上の冷気で冷まして、ある程度冷えたら普通通りに冷却、といったプロセスをふむことで素早く温度を下げることができるのです。

また冷やしすぎることでおこる食品の質の劣化を限りなく抑えるように冷ますことができるというのも特徴です。

 

 まとめ

 

以上がスポット冷蔵の具体的な仕組みになります。

まぁスポット冷蔵をあまり気にしなくても問題なく扱うことはできますが、うまく利用することで効率よく食品を冷ますことができ、それが食品を長持ちさせることにもつながります。

すぐには腐らないものは普通の冷蔵スペースに、少しでも長持ちさせたい食品はスポット冷蔵スペースへ、といった感じで上手に使っていきたいところです。