冷房と除湿を使い分ける!それぞれの違いと効率的な使い方を紹介




暑い夏を快適に過ごすためにはエアコンが必要不可欠。扇風機や換気でも涼むことができますが、やはり一番てっとり早いのはエアコンでしょう。

冷房と除湿、どちらも部屋をより涼しくするための機能ですが、果たしでどちらが効果的な機能なのでしょうか?うまいこと両方を活用することで快適度アップに繋げていきましょう。

冷房と除湿の違いって?

部屋の温度を直接下げる冷房とは違い、除湿は部屋の湿度を下げる機能です。

湿度は人が不快感を覚える原因の1つで、これが高いと気温が高くなくてもむし暑い・暑苦しいと感じてしまいます。ザックリ言うと温度と湿度は掛け算のような関係なのです。

例えばサウナ。サウナ室は気温が大抵50℃~60℃に設定されていますが、温度ほどの暑さは感じないですよね。それは部屋の温度が高くても湿度が低いから。

それと同じく、同じ気温30℃でも湿度が20%と40%とでは後者の方が暑く感じてしまうものです。

冷房のように部屋の温度を下げなくても、除湿によって部屋の湿度を下げることでジメジメとした不快感が無くなり、結果として快適に過ごすことができるのです。

状況によって冷房と除湿を使い分ける

気温はそこまで高くないはずなのに、なんとなくむし暑さを感じる。そのような状況では冷房よりも除湿を使った方が効果的です。

逆に単純に気温が高いせいで暑く感じる際は冷房を使う、といったような使い分けをすることが冷房と除湿を使いこなすコツです。

冷房と除湿とでは電気代にそこまでの差はありません。そのため状況にあわせて効果的な使い方をすることが快適な部屋づくりの近道になります。

乾燥肌で部屋をあんまり乾燥させたくない、保湿のために湿度は下げたくないという場合は除湿ではなく冷房を選択するようにしましょう。

冷房と除湿、組み合わせればいいんじゃない?

そのとおり。部屋をできる限り涼しくしたいのであれば除湿で湿度を落としてから冷房で温度も下げる、こうすることで湿度も温度も低い環境ができあがるので確実に涼しく感じるはずです。

現に最近のエアコンには「冷房除湿」という合わせ技のような機能が搭載されています。機能としては上に書いたような状況を再現してくれます。

冷房で25℃を維持するよりも、最初に十分ほど除湿をして、それから冷房で27℃くらいに設定した方が涼しく感じるケースもあります。電気代的にもお得になりますので、うまいこと使いこなしていきましょう。