Amazonベストセラー1位の超安価フライパンを1年間使ってみた結果




IHコンロに適したおすすめフライパンを2つに絞って紹介!IHコンロでも使えるフライパンの材質を知ろう

2017.11.16

以前このような記事を書いたのですが、その中で私は当時Amazonベストセラー1位のフライパンを使っていることを明かしました。

パール金属のフライパン。それはAmazonで最も人気のあるフライパンで、なおかつ他のフライパンと比較しても比べ物にならないくらい安い値段で売られています。

当然思うわけです。これ絶対に安かろう悪かろうのやつだと。もう短期間で劣化して買い替える前提の値段設計なんじゃないかと容易に想像できました。

そんなわけで私自身が実際に試してみて、1年くらい使ったらどんなもんになるのかなーと実験してみたのです。今回はそんな365日働いたフライパンの姿をお見せしましょう。

元のカタログスペック

まぁ見た感じそこまで可もなく不可もなく。普通通りのIH用フライパンといったところですね。

届いた直後もこんな感じで、最初から傷がついてたり凹んでたりというのは特にありませんでした。それほどの安っぽさは感じられず、デザインも悪くないですよね。

これが初期の状態。これと同じフライパンを1年間使った後の状態を比べてみましょう。

1年間使用した後

こちらが1年間、ずっと使い続けたパール金属のフライパンです。頻度は1日に1回は使っただろうなといった感じ。

遠目で見るとそれほどの劣化は見られません。なんだったら商品カタログの画像とそこまで大差はないのでは?といったレベルです。

では近くでまじまじと見てみましょうか。

フライパンの表面

近くで見るとフライパンの表面が少しボコっとしてるのが分かると思います。フライパンを使い続けているとほぼ確実におこる現象ですね。

率直に言って、それほどの劣化ではないなと感じました。黒色の塗装が剥がれてしまうと問題ですが、表面が少し荒れる程度であればまだまだ余裕で使い続けられます。

実はちょっと期待してたんですよね。こんだけ安いフライパンだったら1年はおろか数ヵ月使っただけでヤバいことになるんじゃないかなーとか思ってたんですが、期待が外れてしまいました。

こちらは表面の劣化が一番激しい部分の拡大図。

若干のでこぼこや傷ができていますが、調理に影響は出ていません。黒色の塗装が剥がれると料理が引っ付いて厄介なことになりますが、まだその段階まではきていませんね。

1年間使ってみた感じとしては悪くはありませんが、これが数年後となるとどうでしょうね。ただこれだけ安いフライパンであれば買い替えにも困りませんし、1年持った時点でもう及第点です。

その他の外見

フライパンの裏側。

IH用フライパンなので裏面が変に焦げるとかはありませんが、ここがあまりにも劣化してしまうと熱効率に影響がでてしまいます。温まりにくくなるわけですね。

ただこれといって異常は見られません。普通通りといったところです。

フライパンのグリップ部分。

質の低いフライパンは使っていくうちにグリップが動いて面倒なことになります。すっぽ抜けたりグルっと回転しちゃうと末期です。

一応このフライパンもめちゃくちゃ安価なので質の低いフライパンに分類される気はしますが、こちらも異常はありません。

フライパン自体が軽いのでそこまでグリップに負担がかからないんでしょうね。

1年間使ってみた総評

「悪い印象はなくなった」というのが正直な感想です。

前述の通り、ぶっちゃけそこまで期待してなかったんですよね。むしろ派手にぶっ壊れてやっぱり安い製品はダメだな!とかいう展開を予想してたんですが、そうでもなかったですね。

安くてビミョーなフライパンだと思っていたら、安くて普通なフライパンでした。普通のフライパンだったらそりゃ安いほう買いますよね普通。Amazonで一番売れるわけです。

フライパンに特にこだわりないし、変なのじゃなければいいよ!という方にとってはうってつけの製品だと思います。ただIH用のフライパンなのでそこは注意しましょうね。

フライパンを長持ちさせる方法

とはいうものの、もしかしたらこのフライパン自体はダメになりやすい製品で、私の使い方がよかっただけかもしれません。自画自賛っぽくてごめんなさいね。

そんなわけでフライパンを限りなく傷めずに長持ちさせる方法を軽くご紹介。

  • フライパンの過度な加熱をしない(空焚きはNG!)
  • 熱くなったフライパンをすぐ水で冷やさない
  • 洗うときはスポンジなどの優しい材質のもので洗う
  • ベラなどは硬い製品を使わない(ゴムなどの樹脂製がおすすめ)

これらのルールを守るだけで、安いフライパンでも余裕で長持ちさせることができます。

特に熱いフライパンを水で直接ぶっかけてジューッ!とさせるのはヤバいです。あれ表面のコーティングにものすごい負担がかかります。表面がでこぼこしたり剥がれやすくなる原因ですね。

高価なフライパンをお使いの方はなおさら注意して取り扱う必要があります。使い方をちょっと工夫するだけでフライパンの寿命が延びますから、可能な限り大事にしたいところです。

実はAmazonベストセラー1位を座を奪われそう

そうなんですよ。1年前はパール金属のフライパンがAmazonベストセラー1位だったので、今は違うのかなーとページを見てみたのですよ。

そしてこの記事を書きながらページを何度かちらちら見ていたら、なんとパール金属のフライパンがちょくちょく別のフライパンに抜かれてるんですよね。せめぎ合いが起きていました。

そんな謎のダークホースたるフライパンがこちら。

まず確認したいところがこちら。【IH非対応】。

IHコンロではこのフライパンを使うことはできません。これ勘違いして購入しちゃうと悲しいことになります。パール金属のフライパンはIH対応フライパンですよ。

ティファールといえば、冒頭で紹介した記事でもおすすめしたあのティファールです。

IHコンロに適したおすすめフライパンを2つに絞って紹介!IHコンロでも使えるフライパンの材質を知ろう

2017.11.16

財布やバッグといえばヴィトンといったように、フライパンといえばティファールぐらいの高いブランド力があります。そりゃ人気も出ますよね。

ちなみにティファールもIH用フライパンは別にありますので、興味のある方は上の記事に飛んでいただければそこで紹介しています。

凄いのはブランドだけではなく質もしっかりしています。上の製品はティファールの中でも安い方のフライパンですが、それでもチタン5層コーティングがなされており、強度は段違いです。

安さのパール金属と質のティファール。Amazonのフライパン界隈ではこの2つがトップに躍り出ています。自分の性格とライフスタイルに合わせて選んでいきたいところですね。

まとめ

いろいろ脱線しちゃった感もありますが、以上がパール金属のフライパンを1年間使い続けてみた結果でした。結論としては安いけど普通のフライパンでしたということで。

まぁでも600円ちょっとのフライパンはちょっとビビりますよね。絶対ヤバいんじゃないかと思ってしまいます。実際はヤバいフライパンの方が多いのでしょうが、パール金属のフライパンは違いました。

ただ安定をとりたい場合は素直にブランド力で選ぶのがいいと思います。私はちょっと冒険してみましたけど、本来はする必要ありませんでしたからね。お金の許す範囲で安定をとっていきたいところです、といったところで今回はこのあたりで。